Kindle出版の禁止事項とは? アカウント停止・削除を防ぐために知っておきたい規約を解説
Kindle出版を考えている方の中には、
「規約ってちゃんと読んだ方がいいの?」
「何をするとアカウント停止になるの?」
「本が削除されることってあるの?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Kindle出版では規約違反をすると、本の削除や、場合によってはアカウント停止につながることがあります。
とはいえ、規約全文は長くて難しく、初心者の方が全部を読み解くのは大変です。
そこでこの記事では、KDP利用規約の中から、一般のKindle出版者が特に気をつけたいポイントをわかりやすく整理して解説します。
Kindle出版では規約違反で本の削除やアカウント停止があり得る
Kindle出版は、Amazonのルールに従って運用する必要があります。
規約を見ると、Amazonは次のような対応を取ることがあります。
・書籍の配信停止
・書籍情報の修正や削除
・ロイヤリティの保留や相殺
・アカウントの終了
つまり、「とりあえず出してみよう」で進めると、思わぬところで引っかかる可能性があります。
特に初心者の方は、細かい条文を全部覚える必要はありませんが、何が危険なのかは最低限知っておくと安心です。
Kindle出版で特に気をつけたい禁止事項・注意点
1.著作権や配信権を持っていない内容を出版しない
もっとも大切なのはここです。
Kindle出版では、自分が必要な権利を持っている内容しか出版できません。
つまり、他人が作った文章・画像・表紙・図表などを、勝手に使ってはいけないということです。
たとえば、次のようなものは注意が必要です。
・他人のブログ記事やサイトの文章を流用する
・使用許可のない画像を使う
・権利関係が不明な素材を表紙や本文に入れる
・他人の作品を少し変えただけで出版する
「ネットにあったから使ってよい」ということにはなりません。
フリー素材でも、商用利用や電子書籍利用が認められているかを確認する必要があります。
2.中身の薄い本や量産的な本を出さない
Kindle出版では、単に文字が入っていれば何でもよいわけではありません。
Amazonのコンテンツポリシーに反するような、低品質・重複的・中身の乏しい本は問題になることがあります。
たとえば、
・内容がほとんどない極端に薄い本
・似た内容の本を何冊も量産する
・AIで作っただけでほとんど手を入れていない本
・検索流入だけを狙って雑に作られた本
のようなものは、読者にとって価値が低いと判断されやすいでしょう。
AIを使うこと自体が即NGというわけではありませんが、人の手で内容を確認し、読み物として成立させることが大切です。
3.書誌情報や紹介文に誤解を招く表現を書かない
タイトル、サブタイトル、商品説明、著者名、キーワードなども重要です。
これらに誤解を招く表現や不正確な内容があると、トラブルの原因になります。
たとえば、
・内容と関係ない人気キーワードを入れる
・実績がないのに大げさな表現を使う
・読者に誤解を与える肩書きを使う
・関係のないジャンル名や人物名を入れる
といった行為は避けた方が安全です。
読者のクリックを増やしたくなる気持ちはあっても、誇張しすぎると信頼を失います。
長く出版を続けるなら、正直で分かりやすい情報の方が結局は強いです。
4.広告だらけの本にしない
規約では、書籍の中に広告や、主として商品やサービスの販売促進を目的とした内容を載せてはいけないとされています。
つまり、本の大半が宣伝になっているような構成は避けるべきです。
たとえば、
・中身より自社サービスの宣伝が中心
・ほぼ広告だけの小冊子
・あちこちに過剰な誘導リンクがある
・本文よりセールス文が目立つ
といった形は危険です。
もちろん、著者プロフィールや最後の案内で、自分のサービスや公式LINEなどを少し紹介する程度なら自然な範囲ですが、本の主目的が広告にならないことが大切です。
5.アカウント情報を正確に保つ
KDPアカウントでは、登録情報を正確にしておく必要があります。
規約には、氏名や住所、支払い情報などを正確かつ有効な状態にしておくこと、必要に応じて本人確認に応じることなどが書かれています。また、1人で複数アカウントを持つことも禁止されています。
このあたりは軽く見られがちですが、実はかなり大事です。
・本名や住所を適当に入れない
・銀行口座情報をきちんと登録する
・本人確認の依頼が来たら放置しない
・複数アカウントを勝手に作らない
こうした基本的な管理も、アカウント停止を防ぐ上で重要です。
6.KDPセレクト登録中は他で同じ電子書籍を配信しない
KDPセレクトを利用する場合は、電子書籍をAmazon独占にする必要があります。
この点を知らずに、
・noteで同じ内容を有料販売する
・他の電子書籍ストアでも同じ本を売る
といったことをすると、ルール違反になる可能性があります。
特にKDPセレクトは、無料キャンペーンやKindle Unlimitedなどのメリットがある反面、独占条件があるのが大きな特徴です。
利用する前に、この点は必ず押さえておきましょう。
7.不正なレビュー集めや不自然なランキング操作をしない
規約やガイドラインの考え方から見ても、不自然なレビュー操作や不正な閲覧の誘導は危険です。
たとえば、
・身内に高評価レビューを頼みすぎる
・報酬付きでレビューを集める
・ランキング操作を狙った不自然な行動をする
といった行為は避けましょう。
レビューや順位は気になりますが、短期的な小細工より、きちんとした本を出して積み上げる方が安全です。
Kindle出版で本が削除されやすいのはどんなケース?
よくあるのは、次のようなケースです。
・権利関係があいまいなコンテンツを使っている
・内容が薄く、読者価値が低い
・書誌情報が不正確、または誇張が強い
・広告色が強すぎる
・セレクトの独占条件を破っている
特に初心者の方は、悪気はないけれど知らずにやってしまったというケースが少なくありません。
規約を一字一句覚える必要はなくても、危ないポイントだけは知っておくことが大切です。
Kindle出版で安全に進めるためのコツ
Kindle出版を安全に続けるためには、次の点を意識すると安心です。
・本文も表紙も、自分が権利を持つものだけ使う
・AIを使う場合も必ず人の目で整える
・内容紹介やキーワードを盛りすぎない
・本の中身をしっかり作る
・KDPセレクトの独占条件を確認する
・アカウント情報を正確に保つ
結局は、読者にもAmazonにも誠実であることが一番の基本です。
まとめ
Kindle出版では、規約違反をすると本の削除やロイヤリティの保留、アカウント停止につながる可能性があります。
特に気をつけたいのは、次のようなポイントです。
・著作権に問題がないこと
・中身の薄い本や量産本にしないこと
・誤解を招く書誌情報を書かないこと
・広告ばかりの本にしないこと
・アカウント情報を正確に保つこと
・KDPセレクトの独占条件を守ること
規約全文は長くて難しく感じますが、一般の出版者がまず押さえるべきなのはこのあたりです。
「読者にとって価値があり、権利関係もきちんとした本を出す」。
この基本を守っていれば、必要以上に怖がる必要はありません。
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